重要なお知らせエリアを非表示

2020/10/07 18:14

びわ湖花街道オリジナルの日本酒『湖の花』をつくって頂いている、大津市本堅田にある創業200年を超える老舗・浪乃音酒造さん
小さな酒蔵だからこそできる小仕込みの丁寧なお酒づくりで、地元のみならず全国にファンを持っていらっしゃいます。

今回は前記事に引き続きまして、中井さんをお招きして伺った、料理と日本酒そして浪乃音酒造のことなど楽しいお話の後編をお届けします!

◇◇◇◇◇◇◇

↓↓↓前回の【前編】の記事はコチラ↓↓↓


◇◇◇◇◇◇◇

それでは後編、どうぞご覧ください!!


浪乃音のこだわり、上品な『甘味』

画像1

浪乃音酒造は新酒鑑評会でも何度も金賞を受賞しています。
「受賞するだけのお酒をつくるだけならもっとやり方はある」と中井さんはいい、「金井泰一流を踏襲し美味しい酒をつくりながらも鑑評会での受賞を目指す」、曰く「ギリギリの挑戦」をしているのだそうです。
”職人さん”という感じでかっこいいですね…!

これだけは譲れない浪乃音のこだわりは「上品な甘味」だそうです。
ねっとり感で甘味を表現するのではなく、すっきりとキレのある中で甘味を出すのが浪乃音流で、「これは麹づくりで決まる」と中井さんはいいますので、それだけ自信を持ってつくっていらっしゃるのだと感じました!
この日本酒特有の甘味は料理との合わせやすさにも係わる部分だそうです。
それを踏まえて今回のお酒と秋の会席料理が合うと仰って頂けたのは、なによりの説得力ですね。

浪乃音酒造の看板商品は『ええとこどり』
よく間違われるそうですが、あくまで”関西弁でキャッチーさを出すためのネーミング”であり、中汲み(=中取り…日本酒の中でもっとも品質の良いとされている部分)のことを指しているわけではないとのこと。
とはいえ看板なのですから、美味しいに決まっています!!
おすすめは冷やして。
こちらも当館で取り扱っておりますので、来館時には皆さま是非お試しください(*^-^*)


『湖の花』をつくるに至ったワケ

2018年の冬から販売が始まりもうすぐ2年になるびわ湖花街道オリジナル日本酒『湖の花』
四季でラベルとお酒が異なる、やや変わり種ともいえる銘柄です。
浪乃音酒造の全面協力のもとで成立している銘柄ですので、まずもって中井さんに感謝を申し上げつつ、なぜご協力頂けたのか伺ってみました!

画像2

「そりゃあね、言われたら断る理由はないじゃないですか(笑)」
もう本当に有り難いお言葉です!

企画自体のおもしろさもさることながら、ラベルの綺麗さがまた魅力だったようで「今のところ、浪乃音史上で一番綺麗」だそうです。
(これはデザイナーさんに大感謝です!!)
そして「近くにあるけど、おごと温泉に入っていく機会があまりなかった」のもあり、これがいい機会だったとも話しておられました。

前作2020年夏版は人気も高く、館内販売が好調のまま予定よりも早く終売となりました。
その要因を中井さんは「炭酸がよく効いていて、度数の割にスッキリしていた」点が良かったのではないかと分析しておられます。
そもそも浪乃音酒造でも珍しいにごり酒で仕上げて頂いていたのですが、出来栄えはかなり良かったようです。
現場で提供していた当館の接客担当・西村さんも「炭酸が効いているからこそ、女性のお客様の支持を一定数集めることができた」と感じていたようでした。
料理と一緒に美味しく飲める今作も、多くの皆さまに楽しんでいただきたいところですね♪


浪乃音酒造のこれから

画像3

最後に、浪乃音酒造のこれからについてお話し頂きましたが、本当にワクワクする、楽しみなお言葉がたくさん聞けました!

まず計画中であるものが「琵琶湖にお酒を沈めたり、滋賀県産米のほとんどを使ってブレンドしたものでお酒をつくったりしたい」ということ。
どんな味になるのか想像を掻き立てる、おもしろそうな試みですよね!

そして私が最も熱い想いを感じたのが「ただ浪乃音を飲むだけでなく、なにかを知って飲んでほしい」とのお言葉でした。
「物語が入ったときにそのお酒は10倍美味しくなる」と中井さんは仰います。
今回の取材のような話を聞いたり、料理を食べながらだったり、酒蔵見学したり、お酒や浪乃音酒造にまつわるすべてのことが『物語』となり、お酒を美味しくするのだといいます。
極めつけには「顔を知ってもらうことも大切なので、一緒に飲んだりするのもいいかも」と仰りつつ、なんと、中井さん自ら参加する『蔵元と杯を交わす会』『蔵元に囲まれる会』のようなもののご提案までくださいました!
こんな会、お好きな方には最高だと思いませんか?
いつの日にか実現しましょう!(>_<)

これからも浪乃音酒造、そして中井さんには大注目です!!


◇◇◇◇◇◇

 【浪乃音酒造】アクセス
公式HP // Facebook // Instagram
住所:滋賀県大津市本堅田1-7-16
電話:077-573-0002
営業時間:9:00 〜 17:00

 **情報は2020年8月末時点のものです**

◇◇◇◇◇◇◇

おわりに

画像4

中井さんは、滋賀の魅力について「都会にも近く、それでいて自然豊かな田舎があり、不便でないながらも『ふるさと』を感じる土地であること」と語っておられました。
酒蔵として200年あまり、湖族としてはそれ以上に歴史を重ねてきた堅田の地が、まさに『ふるさと』を思い起こす土地なんだろうと思います。

滋賀出身ではない筆者の私でももうはや滋賀生活15年目となり、さすがに愛着が湧いてきて『第2のふるさと』になっていますし、住めば住むほど良さに気づける土地だなぁと感じています。
おごと温泉や堅田、そして滋賀の魅力はこの先も尽きないことでしょう(^^)/

たくさんの興味深いお話、有難うございました!!

◇◇◇◇◇◇◇


↓↓↓『湖の花(2020秋)-銀杏-』はオンラインショップでも販売中↓↓↓

DSC04669加工


↓↓↓オンラインショップ華の蔵 はこちらから ↓↓↓

HP_バナー


また館内販売では、看板商品『ええとこどり』などの浪乃音酒造さんの日本酒を『湖の花』以外にもご用意しております。

びわ湖花街道のご利用・ご来館をお待ち申し上げます!

 【公式】びわ湖花街道ホームページ